名東区藤が丘K.452(ケーヨンゴーニ)で、竹製ハンドスピナーのクラフト体験。

K.452さんは、藤が丘駅から徒歩1~2分ほどの、通りからは1本入った場所にあります。店内に並ぶ雑貨類は、ほとんどがクリエイターの作品で、オンリーワンで溢れています。音楽ソフトなどの扱いもあり、センスの良い曲が流れる工房では、リラックスしながらクラフト体験もできます。

K.452オリジナル竹製ハンドスピナー

ハンドスピナーは、2016年末あたりからアメリカで流行し始めたおもちゃで、手でプレートを回し、回転させて遊ぶというもの。製品によっては5分以上も回ると謳われているものもあるのだとか。一般的には、ボールベアリングと、金属製や樹脂製のプレートでできていて、回転する様子を眺めたり、回り続けるジャイロ効果を楽しむのだそうです。

今回のクラフト体験で作ったK.452オリジナルスピナーは、その中では珍しい竹製のものです。金属膜をハーフ蒸着させたガラス玉が入っていて、その反射光と透過光がキラキラと回転します。まるで流星を見ているような美しさです。回転の時間よりも、回転したときの美しさを優先させた逸品です。

材料や道具類は全てお店で用意されているので、身1つで来店。ハンドスピナーワークショップの費用は2,500円(中学生以下 2,000円)です。プレートの材質は奈良の竹なのだそうで、クンクンすると竹の良い匂いがしました。

ざっくり作業行程を説明すると、

①ハンドスピナーの回る羽部分になる4枚の土台を、1枚づつ木工用ボンドで貼り合わせる。クランプで留めて圧着。

②ベアリングの両側に付ける部品2コを作る。大中小3枚の円形のプレートを、順に3段、ウェディングケーキ状にに重ねてボンドで接着。

③クランプを外し、羽の周囲に並んだ穴に、ガラス玉を1コづつはめていく。

④中心にベアリングをはめる。

⑤ベアリングに、②の部品を、両側からはめて完成。

制作には、いくつかの注意点があって、正直これって、キットで売られていてもちょっと自分では無理だなぁ、と思いました。プレートを貼り合わせる時に、少しでもずれがあると、その後にはめるガラス玉や、ベアリングが上手く入らなくなってしまうのです。自分ではヨシっと思っていても、先生から見るとちょっとずれているみたいで、これがなかなか難しい。

ガラス玉も、大きさにはわずかにバラつきがあって、穴にスッと入る物とギューギュー押しても入らない物があるので、その度にお助けを乞う状態でした。でも大丈夫、小学生でもこのワークショップでちゃんと完成させていますから。

完成させたK.452スピナーを回してみた。

制作する時、中のガラス玉は、青、緑、赤、黄、透明を選べます。私は透明にしたのですが、青くみえるのは、空の青が反射しているからで、金色の筋はダウンライトの色です。お店には、青や緑ガラス玉で作ったものもあって、そちらもきれいでした。1色だけでなくいろんな色を選んでもOK。

クラフト体験は事前予約。作ったほうが楽しみも倍増ですが、3,000円で完成品の販売もしているそうです。

K.452でマーブルマシン・ビルダーのでんは氏に会った。

マーブルマシンというものをご存知でしょうか。ビー玉などの小さな玉を転がして遊ぶおもちゃですが、日本人の誰もがイメージしやすいとすれば、ピタゴラスイッチ

そのマーブルマシンビルダー、でんはさんが、この日偶然にもお店にいらっしゃって、なんとラッキーなことに、非売品も混ぜて作品をみせていただきました。実はこの方、知る人ぞ知る、有名なマーブルマシンビルダーさんなのです。

マーブルマシン

玉の運びを見ていると、ずーっと見ちゃうというか、玉がまるで生き物のように見えてくるし、不思議とリズム感があって面白いです。トン、ビュー、コトン、コロコロ、カチッ。真鍮のレールの上を転がる玉の音、木に落ちる玉の音、玉どうしがコツンとぶつかる音が、耳にも心地良いです。

グーっと視点を下げると、NHKの朝ドラ「ひよっこ」のオープニングシーンにも似ているような風景が。いつの間にか自分も小さくなって、この世界に入って遊ぶようなこの感覚、幼児も、小学生も、大人も、じぃじ、ばぁばも、みんな変わらないんじゃないかな。

おもちゃがどんどん出てきて、さっきまでワークショップを行っていたテーブルの上はカオス状態に!

ピコピコ、ジャージャー、キュルキュル、ウィーン、電子音まで加わって大変なことになっています。役に立つとか立たないとかそんなもんじゃない、面白がって物を作ってる人間の本気モードがここにある。凄い、アートだなぁ。

そういえば美術用語で、こういう動くタイプのアートのことをキネティックアートというのだそうです。世界では、マーブルマシンで美しい楽器を作り、演奏する音楽家も話題になっていました。実際の演奏をYouTubeで見られるのですが、仰天しますよ。

でんはさんの作品は、YouTube、denha’s channelでもご覧になれますが、8月5日、6日に東京ビックサイトで行われるMaker Faireに出展されるそうです。昨年のおさらい動画を見たら、変なモノがいっぱいあって楽しそうでした。夏休みのお出かけに、好奇心旺盛のお子様を連れて行くのはいかがでしょう。

LEDバッジ

クリエイター自身が楽しんで作っているモノ。

K.452さんでセレクトしている雑貨は、クオリティーよりもまず、作家自身が楽しんで物を作っていることを重点的に選んでいるそうです。それはやはり気持ちが作品には出るからだとのこと。

リース。

ペーパークラフト。紙のラインがとてもきれい。素材の質感といい、動物の表情といい、温もりがあります。

木と樹脂で作られたネックレス。自然に結晶化してできたかのように見える美しさ。

表情が可愛くて、アルファベットの使い方も楽しい。付けているだけで気もちが明るくなりそう。

葉脈が透けているピアス。本物の葉っぱだそうです。

変顔がイイ。どこかの宇宙に、こんな生物が生息してる物語があったらぜひ読んでみたいです。

フエルトコースターのワークショップも行われています。細かいフエルトのパーツをモザイクタイルのように組み合わせて、好きな模様のコースターが作れます。デザインは、糊付けする前に何度もやり直せるので失敗がなく、子供たちの自由な発想による、ユニークな絵柄の作品もどんどん出来上がっているみたいです。もちろん大人女性ならではの、美しい作品も多々存在します。

なおハンドスピナー、フエルトコースターなどのワークショップは、下記にご紹介する、K.452さんのホームページでご確認ください。

大人も子供も楽しめる空間

「自分で作れば子ども達は、モノづくりに興味を持てて、直して使うこと、物を大切にすること、物が高い安いの理由もわかる。壊れたら終わりで捨てる、というのではなく、もし壊れても自分で直してまた使いたいと思えるものを提供したい。」と話されるお店の御主人。子どもたち、学生さん、OLさん、主婦の方、会社員の方、年配の方、クリエイター、ミュージシャンなど、色々な人がお店に訪れてほしい、いろんな人が楽しめるようなお店にしたいとのことです。

ワークショップ後、帰宅してハンドスピナーを家族に自慢して見せまわったあげく、家中あちこちで回し尽くした私は、とうとう夜の町へ。そして信号機の点滅する光にかざして回し、それが一番のお気に入りに。あちこちの灯りにスピナーをかざして町を歩く姿は、さぞかし怪しい人かも。そしてふと思う、私何歳だっけ?6歳のように遊ぶ私、でもたぶん何歳の私でも、同じように楽しい。夢中になって遊ぶと、何だか心が自由になる。それが大人にも必要なことを、K.452さんに教えていただきました。

ただし、スピナーに夢中になり過ぎて、車や自転車にぶつからないようお気をつけ下さいね。

K452さんは、閉店されました。

ネットでの購入はOKだそうです。モノ作り体験も続けていくとのことで、これから徐々に準備されるそうです。

無印布絵描きクレヨンとマステで作る北欧風トートバッグ。

2017.05.09

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