不安は練習で解消できる。全ては頭の中で起きている想像事にすぎない。

「不安は妄想である」という考え方をご存知でしょうか?この時期、環境の変化や新しい人間関係などでつい不安を抱えてしまいがちです。不安で眠れなくなる前に、ぜひ参考にしてくださいね。

不安とは何か?

不安

実際には起こっていない未来の出来事を心配したり、過去に起きた失敗でくよくよ悩むことはありませんか?

ブッダは、「頭の中の想像事は、全て妄想である」と教えています。

不安とは、自分が頭の中で、良くない事態をあれこれ想像している状態で、実体のない妄想なのです。

妄想にえさを与えてはいけません。そのまま想像し続けると、妄想が妄想を生んで、どんどん不安になってきます。

客観的に見る。

不安

不安に打ち勝とうとしなくてもいいのです。それより、また妄想が湧いてきている、と自覚することが大切。

妄想は妄想にすぎないと客観的に理解することです。

「また失敗するかもしれない。」と不安に思ったら、自分は今、妄想状態にあることを意識するのです。

妄想から抜け出す。

反応しないこと。

不安

次々と膨らむ妄想をやめるには、これ以上その妄想に、心が反応しないようにしましょう。

「私は不安を妄想している。」と言葉に出し、自分が作り出しているのは、ただの妄想であることを理解します。

体を意識する。

不安

体の感覚に意識を集中させます。

お手軽なのは、お腹に手をあててゆっくり呼吸し、お腹が膨らんだり、縮んだりする感覚を意識する方法です。または、歩いている足の裏を意識して、右足と左足が一歩一歩踏みしめる感覚に集中してみてください。

ヨガなども、効果が期待できそうですよ。

超クールなブッダ

不安

ある時、ブッダへの嫉妬心から、悪口を言いに来た者がいました。罵詈雑言を浴びせるその者の話を全部聞いた後で、ブッダは「あなたの家の客人が、あなたの出した食事を食べなければ、それはあなたのものになるでしょう。それと同じに、私はあなたから出された悪口をいただきません。この悪口はあなたのものです。お持ち帰りください。」と冷静に言ったそうです。

面と向かって悪口を言われたら、普通は怒るか、落ち込むかです。無駄に心を反応させないことができれば、余分なストレスに邪魔されず、物事はもっとスムーズに進むのかもしれませんね。

不安は人間の、危険に備えるための能力の一つであるそうです。その不安が、安全を守る対策や行動につながれば、現実の事態にいかせます。ただ、不安によって、心を患わせてしまうことが問題なのです。

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