長久手市、モリコロパーク西にある御うどん光史さん。イタリアンフレンチや高級旅館など様々なジャンルで修業された方が作る、ありそうでなかった新感覚創作うどん、そして和出汁の効いた和風うどんが食べられます。
森の中に佇む、高級レストランの風貌。
リニモ芸大通り駅からモリコロパーク西口に向かう途中、右手にあるコンクリート打ちっぱなしの建物。こちらから来ると少し発見しづらいかもしれません。いつも通り過ぎてから何のお店だろう?と思っていました。
駐車場は広くてとめやすいです。
車から降りると濃い森の匂い。蝉の声、鳥の声を聞きながら、コンクリートのモダンな玄関口へ。
緑の木々をゆっくり眺められるおおきな窓。ゆったりとした店内は4人掛けのテーブル席と、カウンター席。
奥にはお座敷もあって、家族大勢で来ても良さそうな感じです。コロナが終息したらぜひ予約して来訪したい。
うどんが和風、洋風選べるというのも、お年寄りから若者まで満足できそうでありがたいです。
洋風、和風選べる御うどん。
明太子アーリオオーリオうどん
うどんの麺は太麺と平打ち麺とどちらにしますか、とたずねられて太麺にしました。こちらの方がもちもち感を味わえるとのことなので。
平打ち麺だともしかしたらパスタでいうフィットチーネみたいなのかもしれません。
あと麺の量も選べます。大、中、小とあって、2玉、1.5玉、1玉です。この写真は小です。
食べてみると確かに歯ごたえのある美味しい麺です。明太子のソースがよく絡んで、本当にイタリア料理店のパスタを食べているようです。青じそと海苔も大好きなので、その香りも楽しみながらとても満足。
南国の青く透明な浅瀬のような器、盛り付けられた御うどんもまた美しい。ちょっと新感覚な体験です。
ヒレカツカレーうどん
極楽の若鯱屋もずいぶん前になくなり、数年前までは名東区のむらかみに食べに行っていましたがそちらも閉店。カレーうどんの個人店が名古屋東部エリアでは次々となくなってしまいました。
光史さんは、以前とんかつ屋さんだったとのこと。とんかつを食べに来たことはなかったのですが、カツカレーはなかなか美味しかったそうですよ。ちなみにわかりにくいですが麺の量はこれで中です。
いなり寿司
ランチにはいなり寿司がついてきます。
きつねうどん
だし汁に自信ありのおすすめきつねうどんです。こちらも麺の量は小です。
シンプルなだけにお出しの美味しさがわかる一品。大きなお揚げがペロンと1枚贅沢にトッピングされています。そしてお揚げを噛めば、しみたおつゆがジュワッとお口に広がります。
自家製ジェノベーゼの冷たいうどん
おすすめは何ですかと伺ったところ、きしめんとともにおすすめされたのはこちら、夏の暑い時期にぴったりの一品。頂上のモジャモジャっとしたのはカダイフという麺の一種だそうで、パリパリした触感です。
2種類のデザート。
白桃のジェラートライムゼリーのせ
上の方がライムのゼリーで、下の方が桃のジェラートです。
ライムの香り爽やか~な夏のデザート。
さつまいも餅バニラアイス添え
10分ほどお待ちください、と言われたデザート。
さつまいも餅はほんのり甘くてモっチモチのアっツアツ!上に乗った冷たいバニラアイスがゆっくり溶け出して、一緒に口に入れた時、ナニコレ~おいしい。カラメルソースの香ばしさも効いてます。
高級イタリアンのクオリティ、なのに「うどん」という意外性。
高級イタリアンレストランのパスタです、と言われても納得してしまう、それなのにあえてうどん。意表を突くお店ですが、和だし汁の効いたきつねうどんがおすすめという、うどんの王道も本格派。
じつは私、カッペリーニはそうめん、フィットチーネはきしめんで作れるんじゃない?と、挑戦してみたことがあるんです。その結果、そうめんカッペリーニはまあいいけど、きしめんフィットチーネは歯ごたえなしで残念な料理に。
後で調べたところ、うどんは普通の小麦で中力粉、パスタはたいていデュラムセモリナ粉であり、要はタンパク質の含有量が違うのだそうです。そしてタンパク質の含有量が多いほど、茹でた時に、コシが強く弾力性の強い仕上がりになるのだとか。そんなことも知らないで、ボーっと生きてんじゃねーよ!ってチコちゃんに叱られそうですね。
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