東の絶景淡紅色と紅、秋の小原村は四季桜と紅葉が山を埋め尽くす。

愛知県北部、旧西加茂郡小原村は現在は豊田市。秋も深まるこの時期、ほんのり淡紅色に霞む四季桜の中に、紅のモミジが入り混じる、まるで春と秋が一つになつたかのような珍しい光景が見られます。




川見四季桜の里。

2016年11月25日。四季桜は見頃過ぎではないかとの心配をよそに、今年はまだ美しく咲き誇っていました。平日昼過ぎの到着で、駐車場は満車。並んで15~20分ほど待ちました。休日には、419号が渋滞することもあるほどの人気なのだとか。

小原村には、小原ふれあい公園、和紙のふるさと、川見四季桜の里、といった観光スポットがありますが、川沿いに山が一面ピンクに染まる川見四季桜の里は、一番の人気スポットなのかもしれませんね。

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色彩のコンチェルト

駐車場からすぐの所に、山へ登る急な坂道があり、それをどんどん登って行きます。下から四季桜を見ているのとは視点が変わり、四季桜よりもモミジの美しさに目を奪われます。

緑と紅の共演。

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緋色と紅。

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紅と黄の共演。

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紅と桜の共演。

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頂上付近。

息切れしながら辺りを観賞しつつ、どんどん登ること15分ほどでしょうか。頂上にたどり着くと、ベンチで休憩されている方々も。反対側へと下る道もありますが、疲れたのでそちらを冒険するのはやめて、写真を撮るだけにしました。淡紅色に煙る四季桜を見上げて、その下をいい気分でゆっくりと散策しました。

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小原村の四季桜。

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四季桜というのは、一般に4月上旬頃と10月末頃の年二回開花する桜のことです。春は花と葉が同時に出て、秋は落葉と一緒に花が咲きます。

小原村の四季桜は、エドヒガンザクラとマメザクラ種間雑種だそうで、花数が多く見ごたえがあるのは何と秋の方。桜と言えば、春満開になるソメイヨシノのイメージが強く、秋満開と言われてもピンと来ない感じですが、他にもジュウガツザクラ、コブクザクラなども2回咲き、フユザクラに至っては、冬から3月まで咲くとのこと。桜は突然変異も多く、固有種・交配種を含め、600種以上の品種があるのだとか。

卒業や入学などの名脇役を演じてくれている桜ですが、彼らの中には、ちょっと変わり者もいて、お陰様で秋にも、我々が楽しめるのかもしれないですね。

なお、下記のサイトから、2017年の開花と紅葉の情報がみられます。ご確認の上お出かけください。

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