6月、下界では暑くなってきましたが、高原はまだまだ涼しく快適に歩けそう。モフモフ暑がりポメ連れとしては、ペットフレンドリーな志賀高原まで遠征して、ハイキングを楽しむことにしました。ペットと泊まれるホテルや、ペンションもありますよ。








ミズバショウ咲く四十八池

志賀高原に点在する池沼を巡るハイキングコースが志賀高原池めぐりコース。志賀山の火山活動によってできた湖沼群を歩く、全長10.3km、所要3時間30分のコースです。硯川(すずりかわ)から前山ペアリフトに乗り、前山へ。ここから渋池、四十八池、大沼池、大沼池入口バス停へと抜けます。

ポム君
四十八池は大小60もの池塘が点在し初夏はワタスゲ、ヒメシャクナゲなどが群落があるんだって。
まちよ
私達は、前山リフトは止まっていたので、歩いて前山山頂まで登りました。そこから渋池を通って森の中へ。時間がもう遅いから、志賀山には登らずに四十八池まで行って散策。湿原で休憩したらピストンで硯川までもどります。
ポム君
前山リフトは6月4日からだったんだよ。リフト乗れば5分で標高1796mの山頂。惜しかったね。
まちよ
山頂の前山湿原はワタスゲの宝庫なんだけど、今は何も咲いてないね。
まちよ
森を抜けるといきなり広大は湿原が!
ポム君
一面のミズバショウだね!
まちよ
左側が志賀山、右側が裏志賀山なんだって。
ポム君
右の山の方が高いね。
まちよ
あっ、ショウジョウバカマ。
ポム君
点々と池の中に島があるよ。
まちよ
この池は池塘って言うんだって。
ポム君
なぬっ?甘いのか、それは!


まちよ

池塘地塘池溏(ちとう)は、湿原の泥炭層にできる池沼である。
高層湿原が形成される過程において、堆積した泥炭層の隙間が水で涵養された部分ができる。これが池塘であり、周囲とは隔絶された環境であるため、独特の生物相ができる。池塘と池塘の間は地上、地下の水路でつながり、時に泥炭層の一部が浮島として浮遊することもある。-ヤマレコより引用ー

「塘」は池沼の堤を、「池」は池沼の水をそれぞれ指すという説もあるんだって。

ポム君
ドキドキさせんなよ。チ・ト・ウって音がさ、旨そうでよだれ出るが出るとこだったよ。

まちよ
四十八池は、標高標高2035mの志賀山と標高2040mの裏志賀山はまわりを大小おおくの湖沼に囲まれた形で座しているそう。

志賀高原はおおくの火山や火山活動によって生まれた山で、古くからの活動によって出来た複雑な地形を形成しており、それにより湖沼、湿原、高山植物、原生林など多彩な要素が集まり、亜高山帯の山岳風景の美しさをかもしだしているらしいよ。

ポム君
池巡りコースは、大沼池入口→大沼池→四十八池と歩き、硯川まで行くか、これをピストンして大沼池入口に戻るコース。逆向きに、硯川→四十八池→大沼池というコースがあるよ。大沼池入り口にはバス停があるし、大沼池から大沼池入り口までの林道が下りだから、バスの時間に間に合うようにすれば、後者の方が楽そうだ。バスに間に合わないと琵琶池まで1時間歩きになるけどさ。

早朝の渋峠で見た雲海。

まちよ
渋峠で日の出を見ようと思ったのに寝過ごした~!
ポム君
皆さんカメラの三脚かたずけて、お帰りのごようす。
ポム君
すっかり明るくなっちゃったけど、この絶景はすんばらしい!
まちよ
しかも車でここまでこられるとは、なんということでしょう!
まちよ
あの木が生えてない、土がむき出しの山が草津白根山。
まちよ
その下に広がってる北欧ちっくな森が芳ヶ平湿原。こっから向こうはもう草津町なんだね。

芳ヶ平湿原は、白根山の火山活動に大きく影響されて形成された湿地群で、荒涼とした白根山とは対照的に緑豊か。幻想的な湿原でハイキングを楽しむことができるんだって。行ってみたいなぁ。

ポム君
日本の国道で、標高2172mっていう最高地点で記念撮影。そこのバイクの兄さん、ちょっと待ってね、僕ポーズ決めるの時間かかるからさ。
ポム君
見てー、北アルプスが宙にういてるみたいだよ!
まちよ
あそこにある横手山頂ヒュッテのパン屋さんが美味しいらしい。
ポム君
是非とも我に試食を。
まちよ
まだ早いからやってない。
ポム君
ちぇっ、そろそろ僕の腹がへってきたゾ。

木戸池に朝もや立つ。

まちよ
うわ~ちょっと止まって!池がすんごいことになってる。
ポム君
「やだよ、早く戻ってご飯にしようよ。」って言ったのにさ、問答無用でうちの飼い主、カメラ持って走ってたよ。あ~あ。
まちよ
だってこんな風景に偶然出会うなんてこと、めったにないじゃない。

田ノ原湿原に咲くヒメシャクナゲ発見

まちよ
お昼から田ノ原湿原を歩くことにしました。

天気が良くて少し暑いくらい。

ポム君
この湿原も広いねー。
まちよ
ここはワタスゲやニッコウキスゲも咲くんだって。
ポム君
ふう~ん、そうなんだ。
まちよ
見て見て、ヒメシャクナゲ。こんな小さいんだ、可愛い。
ポム君
ちさっ!
まちよ
これってワタスゲじゃないかな?
ポム君
たんぽぽの花が終わった跡みたいなやつだな。
まちよ
まだ時期が早かったから、これから一面に咲くのかも。花には当たり年とかあるそうだから今年はどうなんだろうね。

志賀高原にはたくさんの魅力的なハイキングコースが存在している。

志賀高原は、冬は長野県最大のスキー場地帯になりますが、夏の高山植物や秋の紅葉もすばらしく、いくつかの湖沼があり、ハイキングコースがたくさんあります。交通の便も比較的良く、車でなくてもアクセスできます。

今回歩いたのは、池巡りコースの一部である四十八池と、自然探勝コースの一部の木戸池と田ノ原湿原です。どちらも車でのアクセスが良くて、普通だったら何時間も歩かないと出会えないような絶景に、短時間で行き着けます。

散歩感覚で楽しめる遊歩道コース。志賀高原の自然を手軽に満喫できるコース。2000m超え、健脚派にお勧めのコース。などがあるそうです。ホームページに紹介されてますので、下にリンクを貼っておきますね。

東海地方からは少々遠距離にはなりますが、散策マップを見てたら、あれこれ行ってみたいコースがでてきたので、秋にでもまた歩けたらないいなと、妄想が膨らんでおります。

ポム君
ワンコも一緒に歩けるよ。

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