心が途方もなくピュアじゃないと、こんな作品つくれないよな…今にも動き出しそうな木彫りの”どうぶつ”たちを見て、そう思いました。はしもとみおさんは、若い女性彫刻家で三重の山奥にある古民家で木彫りの動物をつくっている方です。名古屋市東区にあるヤマザキマザック美術館へ実際に見に行ってきました。
いろんなどうぶつに会えるよ!
みおさんは海外にも行かれていて、犬や猫だけでなく、いろんなどうぶつが展示されていました。
やっぱり、猫って絵になる。
神秘的というか、重厚感があるというか…猫って絵になりますよね。
みおさん作、野良猫カードなるものを発見!
オラオラ猫
敏感猫と鈍感猫
満腹感漂う猫
キュンキュン子猫
丸くなる猫
霊感強そうな猫
さらに霊感強そうな猫
月くんの一生に触れる。
ボクがウルウルになったのはこの”月くん”のコーナー。みおさんの愛犬、黒柴の月くんの一生が展示されています。
月くんがモデルになって、みおさんがデッサンしている動画も流れていて、泣かせます…最近、年齢のせいか”一生”をテーマにした設定に大そう弱いです。
ドラマチックな出会い。木材を買うためのお金をはたいて、月くんを飼い始めたんですね。
子供の頃の月くん。
月くんに、直接触ることもできるよ。
下から見上げる月くん。凛々しいです。
世界は、生きているだけで本当に美しいものです。共に暮らす仲間がいればなおさら輝きます。誰かと出会うという事は、別れる時が来るという事。嬉しさと、哀しさが同じだけ起こるっていう事。それでも、私はまた犬を飼いたい。初代月くんがくれたたくさんの宝物のような時間を、二代目月くんに恩返しできたらいいなと思っています。
出典:はしもとみおのナマケモノ日記より
ボクは二代目のポメラニアンを飼っていて、今年の10月で10才になりました。
最近は寝てばかりいて、なんだか少しづつ、死に向かっているようでさみしいです。
でも、これが、いきものを飼うということだし、おそらく、ボクも、みおさんのように”それでもまた犬を飼いたい”となると思います。
月くんのカタチはなくなってしまったけど、彫刻に刻まれた一本一本の線の跡には、みおさんと月くんとの時間が、間違いなく存在していて、一緒に生きた記憶のカタチになりました。
みおさんの展示会は、一部ですが、どうぶつたちにも触れることができます、写真撮影もOKです。
この展示会には、ぜひお子さんを連れていってあげてください。
そして、来年は戌年。家族と月くんで一緒に記念撮影して、年賀状にするなんて素敵じゃないでしょうか。
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