浜松市北区に、北欧の暮らしやスローライフ、オーガニックがテーマのドロフィーズキャンパス(Dlofres Campus)があります。自然豊かな場所に広がる敷地の中には、北欧インテリア、雑貨、オーガニックフードやカフェ、本屋など点在。ひと巡りすれば、まるで北欧に行った気分になれること請け合いですよ。

ドロフィーズキャンパスには3つの駐車場がありますが、平日だというのに、到着が12時の時点ですでに満車。幸い臨時駐車場が用意されていたのでそちらの方へ停めました。休日にはオープン前から行列ができるほどの人気なのだとか。この日もドロフィーズカフェにまず名前を書いて、順番がきたら携帯にお電話をもらうことにして、敷地内をぷらぷら。景色を眺めながら、ガーデンの椅子で憩ったり、お店を見たりで全然退屈はしませんでした。お腹は空くけどね。

カフェレストラン「ドロフィーズカフェ」

ドロフィーズカフェは、酵素や食物繊維が取れるスープ、美肌効果の高いスプライトを使ったサラダや、オーガニックパスタを使用したパスタなど、健康や美容を考えた、ナチュラルフードを楽しめるカフェレストランです。

北欧の照明器具、 LE KLINT(レクリント)です。特殊なプラスチックを使って、職人の手で一つ一つ折られたもの。丈夫で、汚れたら洗えるシロモノ。折り上げられた造形に反射する光がとても美しいです。日本人の作る和紙の照明も、柔らかな温もりある灯りですが、主婦にとって、洗えるっていうのはポイント高いですね。


デンマークを代表する北欧家具デザイナー「ハンス・J・ウェグナー」によってデザインされた椅子、「CH88」です。カフェの片隅にあるライブラリーで、この名作に実際に腰かけて本をパラパラする、なんて贅沢な待ち時間もいいかもしれません。無垢の木とスチールの組み合わせがカッコイイです。ドロフィーズでは、気に入った家具、インテリアなどの購入、相談もできるとのこと。

北欧の食器に盛られたサラダ。その独特な絵柄とサラダの一体感がお洒落な感じ。

天使のエビのトマトクリームパスタです。なぜ天使のエビなのかというと、天国に一番近い島のエビだからということ。そう、あの懐かしの原田知世主演の映画「天国に一番近い島」、ニューカレドニアのエビさんなんですって。殻つき、頭つきでしたが、殻まで食べちゃいました。濃厚なトマトクリームソースが良く絡んで美味。そしてお皿もニューカレドニアの深い海の色?白い砂浜?勝手な空想が膨らむなぁ。


プラス400円のスイーツセットは、フルーツポンチとチョコのムース。ぽちゃんの形の小皿におさまって可愛いです。量も食後には丁度いいし、アイスティーもとても美味しかったですよ。
- DLoFre’s Cafe(ドロフィーズカフェ)
- 電話:053-525-9001
- 営業時間:11:00~17:00ラストオーダー 16:00(木曜のみ14:30)ドリンク、デザートのラストオーダー 16:30
- 定休日:火・水曜日
ガーデングッズ「ガラスハウス」

ガーデン小物、鉢、ブリキのちょっとシャビーなジョウロ、天然素材のカゴ。使っても良し、飾っても絵になる雑貨が並んでいました。ドロフィーズカフェでも感じたのですが、店員さん達、皆、接客が神すぎて驚きました。
ドロフィーズキャンパスは広いので、初めてだと何をどこから見てよいか迷います。こちらの親切なお兄さんにマップをいただいて、どこで何を見るか教えてもらい、いざ探索に出発。丘の上に見えてるヴィンテージな猫バスの方へ向かいます。



mari&deco bar

こちらでは、30種類ものオーガニックドリンク、オーガニックワインが楽しめます。また、マリメッコなど北欧デザインのペーパーナプキンがたくさん売っていて、マリメッコ好きのお友達へのお土産におススメ。もちろん自分用にも。


OPEN 11:00~16:00
北欧の庭ドロフィーズ「ガーデンヒル」


mari&deco barを後にして、さらに坂を登り、左手の方へ曲がるとガーデンヒルが見えてきます。丘を下っていく途中には白い小屋がポツンポツン。今日は、芝生養成中で入れませんが、小屋の中に入ることもできるそうです。子どもたちの秘密の基地みたいですね。こんなガーデンの物置小屋あったらいいなぁ、などとつぶやいていたら、注文承っているとのこと。我が家のような狭小住宅では夢のまた夢ですが…。
北欧ファブリック

ガーデンヒルを下って左側にある北欧デザインのファブリックのお店です。フィンランドで50年培われたマリメッコデザイン「ウニッコ」がいっぱい。カラフルで発色が良く、心を明るく元気にしてくれそうな柄です。ちなみにこのウニッコ柄、ケシの花(ポピー)からデザインされたのだそうです。



OPEN11:00~18:00
ドロフィーズインテリア

ガーデンヒルの突き当りにあるのが、ドロフィーズインテリア。元々ドロフィーズはここ一軒からスタートしたのだそう。それが今では、6000坪の北欧テーマパーク化、凄いですね~。
店内には、オーガニックフード、フェアトレードのチョコレート、北欧デザインの食器、雑貨や小物、ヒンメリと呼ばれる麦わらを使ったオーナメントの他、クリスマスが近いので、北欧のクリスマス飾りや置物などもありました。






- DLoFre’s Interior (ドロフィーズインテリア)
- 住所:
- 電話:053-428-3520
- 営業時間:11:00~18:00
- 定休日:火・水曜日
北欧ヴィンテージ陶器ギャラリー

ドロフィーズインテリアを出て、ドロフィーズストリートに出ると隣の気になるお店へ。北欧のヴィンテージな陶器が並んでいます。色が渋めで深い。ヴィンテージものは一点ものが多くて、オンラインショップでも手に入りにくいので、思わずよだれが…。グスタフスベリ、アラビア、ロールストランドなど、お好きな方はここまで来てチョイスしてみてはいかがでしょうか。


雪の結晶のような模様、アラビアの「ロウヒ」

アラビア「リィッカ」、「オトソ」、「ロスマリン」ティーポット。
北欧薪ストーブギャラリー

Hwam(ワム)をはじめとする、デザイン性と機能性を兼ね備えた様々な種類の薪ストーブ。見て、触れて、体感できるギャラリーとなっています。実際、暖炉の火が燃えているのを見ると、家の中に火がある暮らし方っていいなと思います。
北欧スローフード「ノルデックデリ」

ここでは、ドロフィーズガーデンヒルを眺めながら、サンド、リゾット、スープなどの軽食、オーガニックコーヒーにケーキ、スコーンが食べられます。
ドロフィーズカフェでの食後だったのでスルーしましたが、ご縁リンゴとチーズのケーキ、デコポンとショコラのケーキは後ろ髪ひかれる思い。いずれも無添加国産ドライフルーツ使用のこだわりぶり。
OPEN 11:00~17:00 テイクアウトもできます。
マリメッコギャラリー

こちらは、フィンランドのアパレルブランド「マリメッコ」の正規取扱店です。。日本限定商品のポーチやカップなどもありますので、やはりマリメッコ好きには必見ですね。でもこんなお洒落な手提げ袋でスーパーにお買い物は行けない。だって汚れたら大変だもの。


蔵で旅するbook store

築100年を越える古いお蔵を改造。このブックストアに入った人だけ楽しめる、シークレットガーデンもあります。お庭は一見すると和ですが、外に出て奥へ進むと、快適な木製ベンチがあって、和洋折衷な感じ。
並んでいる書籍は、食や暮らし、ガーデン、自然、デザインやインテリア、旅、DIY、大人の絵本などなど。2階部分の静かなスペースで、本のページをめくりながら、それまでの暮らし方、生き方に向き合い、ゆっくりする時間を持つのもいいな。


OPEN11:00~18:00
ドロフィーズキャンパスマップ
ドロフィーズキャンパスを巡った順に番号を付けてみました。①ドロフィーズカフェ②ガラスハウス③mari&deco bar④北欧ファブリック⑤ドロフィーズインテリア⑥北欧ヴィンテージ陶器ギャラリー⑦北欧薪ストーブギャラリー⑧ノルデックデリ⑨マリメッコギャラリー⑩ブックストア。
北欧の暮らしと、スローライフ。
最近では、北欧とスローライフという言葉が、セットになって独り歩きしているようですが、何だか輪郭がおぼろげで、よくわからない感じです。
ネットでスローライフを探すと、ウィキペディアに「大量生産・高速型のライフスタイルに対して、ゆっくりした暮らしを提案するもの」とありました。そしてストックホルム在住の方のブログには、休みの日には、ランチを持って森に行きのんびりと過ごすというお話もありました。映画「かもめ食堂」では、「なんでこの国の人達はゆったりして見えるのだろう?」という女主人の言葉に、フィンランドの若者が「森があります。」と答えていました。どうやら森を大切にすることと、北欧スローライフには密接な関係性があるらしい。
国際連合(UN)2016年版世界幸福度ランキングでは、デンマークが1位、その後スイス、アイスランド、ノルウェー、フインランド、日本は53位でした。豊かに暮らすこと、幸せに暮らすことを求めて進歩しているつもりなのに、日本人の幸福度は意外に低いのです。
ドロフィーズで、薪ストーブの火の前で暖まっていると、エアコンとは違い、ちょっとだけ幸せ度が上がります。火を見るとそれだけで暖かく感じるし、ぼんやり見つめていると、炎が綺麗です。人生の楽しみは、実はそんなどうでもいいと思われがちなところに隠れてるのかもね。
- ドロフィーズキャンパス(Dlofres Campus)
- 住所:静岡県浜松市北区都田町2698-1
- 電話:053-428-2750
- 受付時間 10:00~19:00
- 最寄り駅:天竜浜名湖鉄道都田駅徒歩13分
- 駐車場:有 第1~第4駐車場
- ⑨sense dining(ナインセンスダイニング)
- 電話:【予約受付】053-428-6113 (11:00~17:00)
- 営業時間:LUNCH(ランチ)◆11:00~◆13:30~DINNER(ディナー)◆17:30~22:00<料理ラストオーダー> 21:00 <ドリンクラストオーダー> 21:30
- 定休日:火・水曜日
- MIYAKODA 駅Cafe(都田駅カフェ)
- 住所:静岡県浜松市北区都田町5563-21
- 電話:053-428-8088
- 営業時間:11:00~16:00Last order:15:30
- 定休日:火・水・木曜日
- 駐車場:有
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