数年前、豊田市足助方面に向かう途中で偶然通りかかったのがきっかけ。以来、どどめきの里のおばあちゃん達が作る五平餅の大ファンになりました。
おばあちゃんの五平餅
どどめきの里は、グリーンロードを名古屋方面から走り、下枝インターで降りて矢作川を北上し、下川口という信号を右折、赤い橋を渡ってどんどん山奥へ進むと左手にあります。
初めてここに来たとき5、6人のおばあちゃん達だけで五平餅を作っていて、あまりにお元気そうな様子に驚いてしまいました。お揃いの赤と白の縞模様の帽子がとてもお似合いで若々しいです。自慢の五平餅は、お味噌まで手作り。お店の中からは、おばあちゃん達のいろんなおしゃべりが聞こえてきて気持ちが和みます。
串までも手作り。
それで気になる五平餅のお味はというと、ゆず、山椒、ゴマあとはなんだろう、お味噌にいろいろなものが入っていて風味豊かな複雑な味です。お米もモチモチして粒感があり、炭火で少しついた焦げ目がカリッとして香ばしいです。五平餅を刺してある杉の棒も手作り、松は匂いが強いから使えないと、こだわりもかなりのものでした。
お店の横には、山からの小さな水の流れがあります。この山の美味しい空気と一緒に頬張る五平餅は絶品。座って食べる場所もあるので、持って帰るより是非ここで食べるのがおすすめです。
2016年の秋に再訪
久しぶりの来訪したら、おばあちゃん達はメンバーチェンジしていました。
地元で採れた農産物がお値打ちに売っています。しぶ柿にきのこ、赤トウガラシ、ブルーベリージャムなどもならんでいます。
五平餅の串まで、ここで手作りされています。日向ぼっこしながら、皆さんでせっせと木を削ったりしています。
五平餅、以前と少し風味が違う?感じがします。でも味噌と山椒の香り、美味しいです。
テイクアウトもできますが、お店の横に、テーブルや、椅子などがあり、座ってゆっくり食べられますよ。
その犬なんていう犬?って、いつも聞いてくるおばあちゃんに、今日は会えなくてちょっと残念。
冬にお邪魔した時だったかな、五平餅のご飯が炊けていないトラブルがあって、おばあちゃんが、もうちょっとで炊けるから待っとってって、中でお茶を出してくれたことがあったっけ。
まるで山で迷子になった旅人が、暖かい家の中にとおされて、もてなしを受けてるようなシュールさを感じながら、
なぜか会話に混ぜてもらっている。
そのうちにご飯が炊きあがると、きびきびと仕事を始めるおばあちゃん達。
どんどんお米が五平餅になっていく。
そうして焼きたてアツアツの香ばしい五平餅をフーフーしながら食べたことが、良い思い出になっています。
思いがけないことは、妙に印象に残るものですね。
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