
春に我が家で一番早く咲き始めるバラ、マダムアルフレットキャリエールは、丈夫で美しいオールドローズです。多少のの日陰でも機嫌よく咲いてくれるナイスなつるバラです。
オールドローズとは?

数々のオールドローズを育てる姫野バラ園さんによれば、オールドローズとは古いバラの総称で、ガリカ、ダマスク、アルバ、センティフォリアなど西洋に古くから存在するバラということです。花弁が多くカップ咲き、豊かな香りという特徴を持っています。
現代バラのように、花の中心がきりっと巻いたかっちり感はなく、どちらかというと中心がどこにあるかわからないほどくしゅくしゅで、ふわりと咲いている可憐な印象を受けます。
マダムアルフレットキャリエールというバラ。

我が家のマダムアルフレットキャリエールは、南向きの中庭に地植えしています。直射日光が今の時期で3時間の明るい日陰の場所です。バラは最低4時間の日当たりが必要で、日陰では花付きも悪く病害虫も多いと言います。でもどうでしょう、このバラ、花付きもまずまずではないでしょうか。
以前ご紹介した自作のキトサン水溶液を使用し、虫は手で捕っています。それでも今のところゾウムシはおらず、いたのはシャクトリ虫。アブラムシも見当たりません。黒点病とうどんこ病もまだ出ていません。
他のバラも同じように世話をしていますが、黒点病の気配がするのが2株、またほとんどのバラは、ゾウムシとアブラムシ、シャクトリムシ、チュウレンバチなどのおなじみさん達で賑わっていますので、毎日のパトロールは必須です。
マダムアルフレットキャリエールより強いと思うのは、うちではモッコウバラと、いただきものの原種のバラといったところです。
欠点と言えば…?

花は直径10㎝ほどの大輪で、上品なティーの香りが窓から部屋へ入ってきます。枝はトゲも少なくしなやかで誘引しやすいです。色、形、香りと多少の日陰にも耐える強権さを兼ね添えていて、返り咲きもあります。
あえて欠点をあげるとすれば、その旺盛な成育力でしょうか。小スペースではすぐに狭くなり、問題児になりかねません。壁面かバーゴラなどのゆったりとした空間に地植えするなら、本領発揮で素晴らしい風景をつくってくれるでしょう。
また寒さに弱いので、北側への植栽も避けた方が良いとありました。寒冷地では、防寒対策も必須だそうです。
オイルパステルで描いてみた

今回は買ったばかりのオイルパステルで、マダムアルフレットキャリエールを描いてみることにしました。


使用したのはガランダッシュのオイルパステル。黒画用紙に描いてみても、被覆力が高くきちんと発色します。柔らか過ぎず硬すぎず、ぼかしも上手くいきます。
子ども達が使う、サクラクレパスと扱い方は同じですが、描き心地は全然違います。塗り重ねるとできるパステルのカスも出にくいし、それで画面が汚れることもありません。粘っこ過ぎず、しかしオイルが入っているので、粉っぽくもありません。
これは手軽に扱えるし、早く描け、それなりの完成度に仕上がる、とても便利な道具ですね。
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