名古屋市港区にある、人気のお蕎麦屋さん「手挽きそば一心」に行ってきました。営業は11時からなのですが、平日のまだ11時半で店内は満席。少々待つことになりました。
昭和61年創業の手挽そば。
お店は、通りから一本入った住宅地の中。偶然通りかかる場所では無いのに、美味しいお蕎麦を求めて、私達の後から後から続く人ですぐに列ができてしまいました。
こっそり隠れて立っているような佇まいの木造家屋に、お蕎麦の手挽き小屋?とも思える風情のある建物があり、その前には縁台と金魚鉢も。
梅雨空の下、涼しげに泳ぎ回るメダカに、待ち時間の間しばし癒されました。
お昼のランチは、二八そばの天ざる。
お昼の天ざるのセットには、日替わりの天ぷらと小鉢が付いています。小鉢は、蕎麦豆腐か蕎麦の実の入った巻きずしのどちらかを選べました。お蕎麦は二八で、お昼のセット以外では、十割などにも替えられるようでした。
今回はお昼に天ざるのセットと、単品で十割のざる蕎麦、それに大将おススメのアスパラの天ぷらを注文することにしました。
二八そば
艶やかな瑞々しいお蕎麦。細めの麺の中に、蕎麦の粒が透き通って見えました。香りや味が楽しめる美味しいお蕎麦です。
天ぷら
蕎麦豆腐
十割そば
こちらは十割のお蕎麦。二八に比べて、色が黒く、麺が太くてモチモチした食感です。蕎麦が好きなら是非味わっておきたい一品。卓上にあった少しピンクがかった塩につけてみたら、一層蕎麦の味がして美味しかったです。もちろんつゆに浸けても美味しい。添えられたワサビは、生のすりおろしで、甘味があり、つんときません。
アスパラの天ぷら
太くで長身のアスパラガスは、長野県産と書かれていました。口の中でサクッとひと咬みするとアツアツで、ジューシーなアスパラのうま味が出てきます。しかもほっくりとして柔らか。
私は、カリカリの衣をより味わいたいので、塩で食べるのが好きです。それにこのお塩美味しいです。
蕎麦湯
超濃厚な蕎麦湯。お粥ではないかと思うほどトロっとしています。独特の蕎麦の香りとほんのり甘い、これは体に良さそう。お腹も膨れます。
産地が明記されたこだわりの食材。
本日の蕎麦の産地が書かれていました。二八ざるは、長野県木曽福島産の信濃一号種。十割ざるの方は、滋賀県産伊吹在来種。後から知ったのですが、メニューのがんこざるというのが、手挽きのそばだそうです。昔ながらの石臼を手で回して、蕎麦の実をすりつぶしているとのこと。そういった手挽きにしか味わえない、食感、香り、味で、穀物をそのまま食べているような感覚を楽しめるらしいです。
ぜひ食べ比べてみたいという方のために、痒い所に手が届くメニュー、味くらべというものがありました。こちらは二八ざる、十割ざる、がんこざる、と3種のお蕎麦びセットになっています。
店内には、さらにこだわりの、生ワサビをご自分ですっているお客様もお見かけしました。蕎麦通が集まるお店なのですね。私も次回、チャレンジしてみようかな。
なお、お子様連れの方に、静かにできる子のみの入店、という注意書きがありましたのでお気を付けくださいますように。
名古屋港水族館にちょっと立ち寄り。
手挽きそば一心さんは、名古屋港水族館から車で10分ほどの距離なので、久しぶりに立ち寄ってみることにしました。
名古屋港水族館は、ベルーガやシャチ、イルカが人気ですが、オーストラリアなどの南半球ゾーンのペンギンも人だかり。赤道ゾーンの、ニモやドリーたちが泳ぐ、サンゴ礁の海はきれいだし、深海ゾーンには、タカアシガニなどの暗くて深い海の底に住む生き物達がいて、何だか童心にかえったような思いで眺めていました。チンアナゴも可愛かったなぁ。
子どもが小さかった時は、子どもが喜ぶから連れて行ったものですが、一人で見てると、子連れで悪戦苦闘しながらの水族館とは、また見え方が違いますね。でも勝手なもので、若いお母さんの姿を見かけると、今では懐かしくて、ちょっと寂しい気持ちにもなったりします。
最近は自分だけで楽しむという、自分ファーストの時間が持てるようになりました。ちょっと寂しくてちょっと嬉しい、そんな自分ファーストの、大切な時間を過ごせた一日でした。
- 手挽きそば 一心
- 住所:愛知県名古屋市港区須成町3-9-1
- 電話:052-661-0997
- 営業時間:11:00~14:00 17:30~20:20※時間前でも蕎麦売り切れ終了あり
- 定休日:月曜日(但し祭日の場合は翌日休み)、木曜日・金曜日は夜の営業(17:30~20:20)はお休みです
- タバコ:完全禁煙
- 最寄り駅:名古屋競馬場前駅から975m
- 駐車場:有
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