花絵本パンジー・ビオラ

パンジービオラの個人育種家、落合けいこさん作出の苗。

落合さんは、育種家であると同時に「やまね工房」という工房を営むぬいぐるみ作家でもある。繊細で透明感のある微妙な色あい、フリル、八重咲といった個性的な花の数々は、個人育種家ならではの、こだわりと惜しみない努力で生み出されている。世界初の八重咲ビオラ、フェアリーチュールの作出でも有名。

花絵本ビオラは、春先までしっかりと咲き、一株でも寄せ植えでも存在感がある。その柔らかで優し気な美しさに魅せられる花絵本ファンは多い。2013年、落合さんがくも膜下出血で倒れられたとのうわさに、一時は騒然となるが、保管された種が生産者の手で撒かれ、ファンのもとに届けられた。

今年落合さんは、自身のブログに、「ローズビオラ(八重咲)、ミニマンゴー、カナリア、花絵本・レースvar.が、すべて販売されるのは、たぶん今年が最後になってしまうでしょう。」と書かれている。限られた生産者によって育てられ、店頭では目にすることの少ない、貴重な苗となっている。

このパンジー・ビオラは、わたし(おちあい けいこ)が育種家川越さんにいただいた種をもとに10年をかけて作出した品種たちです。

ぬいぐるみ作りが本業ですが、自然や植物も大好きで、花を楽しみながら種まきや交配を繰り返し、どこにもない特徴のある品種をめざして育成しました。

一代交配の品種に比べると少し成長がゆっくりだったり、花色がばらばらだったりしますが、微妙な中間色や花弁の光沢・繊細なフリルなどそれぞれの個性が魅力です。

また、日本で生まれた品種なので、気候にあって丈夫で長持ちします。

わたしのお気に入りの色や形・香りを楽しんでいただければ幸いです。ー花絵本商品説明より引用ー